秋ゴルフの季節事情
夏季は炎天下の中プレーしなくてはならない山間部や河川敷コースを避けていた人も多かったでしょう。
10月に入ると日中でも快適にプレーができる気温になり、秋を感じるようになってきました。
しかし、秋の気候は朝夕と昼間の気温差が激しいという特徴があります。
山間部や河川敷コースの昼間でも日陰や風が吹くと、体感温度はぐっと下がるので寒暖差対策をしっかりと行う必要があります。
そこで今回は、ゴルフウェアコーディネートを考える上でとても微妙な立ち位置になってしまう40代女性向けの秋のコーディネートポイントをご紹介します!
40代ゴルフ女子 秋の着こなしポイント
40代女性は、30代女性のようにポップなコーディネートをしていると、気張った若作りをしているように見られてしまいます…。
しかし、50代女性のようにモダンなカジュアルや気品あふれるコーディネートをすれば老けて見られてしまうというとても難しい年齢層です。
そこで、おすすめしたいのが30代と50代の良いとこどりをした「大人な女性を演出する」コーディネート!
暑さが残る、気温差が大きい日のコースラウンド
9月は残暑が厳しく、まだまだ蒸し暑い日もあり、ラウンドをするには、あまり快適な気温ではありません。
10月に入ると日中の気温が27℃を下回る地域が多く、18ホール全て周っても体力の消耗を真夏よりも格段に抑えることができます。
しかし、山間部のゴルフ場だと一般的なスタート時間である9時でも20℃を下回る反面、前半ラウンドが終了する11時30分には25℃を超えてくることも。
そして後半ラウンドを終了し、帰宅をし始める16時台ではまた20℃近くまで気温が下がって来ます。
このように、秋の独特な気温差に対応したゴルフウェア選びをすることで、最高のプレーを楽しむことができスコアを上げることにもつながりますよ!
秋のコーディネート トップス
秋のラウンドは朝夕は半袖だと少し肌寒いと感じる人も多いかもしれません。そのため、暖かくなってくる昼間にも対応できるように重ね着コーディネートをしていくのが正解です。
40代女性におすすめな組み合わせは、ギンガムチェックの長袖シャツで秋のトレンドをおさえつつ、クラシカルなアーガイルのニットで大人な女性を演出しましょう。
「柄×柄」だと喧嘩するのでは? と思ってしまうかもしれませんが、まだ若さも残しつつ大人の品格もある40代女性だからこそ着こなせるコーディネートです。
長袖シャツのギンガムチェックはなるべく細かく、紺やダークレッドなど落ち着いたカラーを選びましょう。
逆にアーガイル柄ニットはデザインが大きく、シャツとなるべく同系色のものを合わせてあげると柄同士でも融和します。
少し薄手生地の長袖シャツならば、プレー中に暑くなりベストを脱いでも快適に過ごせます。
涼しくなったとは言えまだまだ紫外線は強く、蚊も活発に活動し始める時期ですのでなるべく長袖がベスト!
薄手生地ならば重ね着をしてもかさばらないので、半袖のポロシャツのインナーとして着ることもできます
半袖シャツに重ね着をする場合は、長袖のインナーウェアか長袖のニットがおすすめ!
明るめのブラウンやイエローカラーのシンプルな半袖シャツに、ホワイトカラーのインナーウェアはラウンドにとても映えます。
長袖のニットを重ね着したい場合は紺やグリーンなど落ち着いた色と合わせてあげるとより秋っぽいコーディネートに。
デザインはシンプルでも、カラーを取り入れることで若々しさも残した大人な女性コーディネートになります。
ワンピースに重ね着する場合は、脱ぎ着がとても簡単な薄手のアウターを合わせましょう。
長袖のカットソーをワンピースのインナーとして使っても良いのですが、ワンピースは暑くなったら上を脱ぐことはできません。
そのため、よほど寒い日ではなければ半袖のカットソーやインナーウェアを合わせ、簡単に脱ぎ着が可能な薄手のアウターがベストです。
ワンピースは重ね着した上にさらに重ね着をしなくてはいけないので、よほど寒い日以外は薄手で十分寒さ対策ができます。
2018年 秋のトレンドアウターはブルゾン
ジオメトリー柄などのちょっと奇抜かな? と思うような総柄ブルゾンをシンプルなワンピースに重ね着してあげると一気に華やかなコーディネートになります。
もし紅葉が始まっているようなゴルフ場なら、色味を合わせたブルゾンを選んでみても良いですね。
撥水効果のあるブルゾンならば、急な小雨を防ぐこともできます。9月・10月は台風が発生する関係もあり、天気がプレー中に崩れることもしばしばありますので、ワンピース以外の時も薄手のアウターを一枚持っておくと安心です。
秋のコーディネート ボトムス
40代女性はスカートを履きたいけれど年齢を考えると生足は抵抗があるという人も多いと思いますが、レギンスを履いてしまえば露出を抑えることができ、気軽にスカートを履きおしゃれを楽しめます。
スカートの場合
スカートは定番スタイルでもある台形型でタイトめなストレートタイプがおすすめ!
花柄や英字、ストライプなど総柄スカートが各ブランドから秋の新作として多数発売されています。おすすめなのは花柄スカートにインナーとして使えるだけでなく、一枚でも使えるモックネックカットソーをトップスとして合わせるコーディネートです。
カーキやネイビーなどの落ち着いた色味をベースにした花柄ならば、落ち着きのある雰囲気になります。
その代わり、カットソーにはホワイトを持ってきてスカートに細ベルトをしてあげると上品な大人の女性を演出することができるのでとてもおすすめ!
女性は足元から冷えてくる人が多いので、スカートを着用時はレギンスを下に履きましょう。虫刺され・紫外線対策・寒さ対策にもなりますし、下着が見えてしまうという非常事態を避けることもできます。
ショートパンツの場合
ショートパンツの場合も、スカート同様にレギンスを合わせてあげると良いでしょう。
体型が特に気になり始める40代女性は、足の一番細いくるぶし部分を見せることで美脚効果を期待できる9分丈のアンクルパンツもおすすめ!
トップスに個性的な柄を合わせても大人っぽく仕上げてくれます。紺やベージュなどのベーシックカラーがおすすめで、逆にトップスには総柄もので明るいカラーのものを! 足首が見えるので、靴下の柄で遊んでみるのも良いですね。
秋の終わり頃、寒風を感じる日のラウンド
10℃~15℃前後になる11月は、とても肌寒くなるので、ニット帽子やネックウォーマーなどの小物も上手に取り入れ、防寒対策をしましょう。
アウターもしっかりと防寒を意識した素材を使用したものを選びつつ、トレンドデザインを取り入れて大人な女性を演出してあげましょう!
深秋のトップス
2018年秋のトレンドとして、スウェットを取り入れたコーディネートもあります。
とくに、ダイヤステッチデザインはとても人気があり、40代女性で柄物に抵抗がある人でも気軽に取り入れやすいデザインです。
アウターにはダイヤステッチデザインで中綿のあるタイプを選べば、しっかりと身体を寒さから守ってくれます。
40代女性はとにかくヒップラインが気になる年齢ですので、お尻の隠れるミドル丈を選んであげると体型カバーと防寒の役割をはたしてくれますよ!
黒のニットワンピースにグレーのダイヤステッチデザインで、スウェット感のある素材のアウターを合わせてあげれば、可愛さとカジュアルさが絶妙にミックスされ、大人っぽいコーディネートになります。
アウターと同じようなグレーのスウェットパンツを合わせるとセットアップコーデのようにも着こなせます。
上に重ね着するのではなく、中に着こみたい派の人ならば、長袖シャツの下に保温機能のあるインナーを着ましょう。
それだけでは寒いので、真冬まで着まわすことができるボアベストを合わせてあげるのがおすすめ!
ボアベストはアウターほどスウィングの邪魔にはならないのでとてもおすすめです。グレーの長袖シャツにホワイトカラーのボアベストを合わせると着こなしやすいです。
ボトムスもホワイトカラーにし、全体的に統一感のあるカラーにしてあげるとコーディネートがまとまりやすいです。
一枚でもしっかりと防寒対策ができるニット長袖の場合は、ネックウォーマーを合わせて首元の防寒対策をしっかりしましょう。
実は忘れがちな防寒対策として、顔まわりがあります。冷たい風をもろに受けることになるのであると便利で、フリース素材ならば軽く暖かさも実感できるのでおすすめ。コンパクトに折りたたんでおけるのもフリース素材の魅力です。
全体的にシンプルなコーディネートの場合は、ボーダーや星などの柄物を合わせても良いですし、カラーを明るいものにし、さし色効果を狙うもよし!
また、つば付きのニットキャップも寒い日にとてもおすすめです。ニット帽となるとつば付きはないようなイメージがありますが、最近はスイング時の眩しさを軽減できるようにつば付きのニット帽も発売されています。
ざっくりとしたリブ編みデザインはナチュラルなデザインなので、40代女性が被っても頑張って若作りしているような雰囲気にはなりません。
深秋のボトムス
スカートの場合は、レギンスやハイソックスにレッグウォーマーを重ね履きしてあげると、足元の冷えを防ぐことができます。
裏ボアタイプならば、真冬まで長く使うことが可能です。表地はさらっとしたポリエステル素材のものだと、汚れが付きにくくある程度濡れても安心ですので、雨が降りそうな日や前日に雨が降った日に持ってこい!
ブラックやネイビーなどベーシックカラーだとどのようなトップス・ボトムスとも相性が良いです。
40代女性は、ニット素材のレッグウォーマーだと変に若作りしている雰囲気が出てしまうので、ベーシックなぷっくりデザインが段になっているデザインのものを選びましょう。
知的な印象を与えてくれるネイビーカラーのニットの下は衿元にラインなどのデザインが施されたポロシャツを合わせ、イエローカラーのスカートを組み合わせるのが特におすすめ!
ニットにもスカートと同系色のイエローラインやロゴのあるものだとバランスが良くなります。会社コンペやOFFの日でもいつでも大活躍してくれるコーディネートです。
パンツの場合は、どうしても似たり寄ったりなコーディネートになりがちですので、あえてパンツに柄物を取り入れてみてもいいですね。
どこかレトロな雰囲気もありつつ、トラッドなスタイリングが叶う、チェック柄のジョガーパンツは特におすすめです。
大人可愛いカジュアルコーデにしてくれるパンツデザインで、ベージュを基調にしたカラーを選ぶとどのようなトップスとも合わせやすいうえ、ビビットなカラーとも相性がよく、赤などの原色カラーと合わせると顔色が明るくなります。
40代女性に人気のゴルフウェアブランド
40代女性に人気なブランド系統としては、50代女性と少し似てくる部分もあるのですが、素材にこだわった高級感のあるリッチ系ブランドと、カジュアルで動きやすさを重視したスポーツ系ブランドに分かれます。
おすすめのファッション系ブランド
素材にこだわっていることで、少々値段は高くなってしまうことが多い上品で高級路線のリッチ系ブランドでは、「パーリーゲイツ」「アルチビオ」「マーク&ロナ」が代表的です。
デザインがとてもおしゃれで、個性的なデザインもあるのですが上品に着こなすことができるように絶妙なカラーバランスに仕上げられています。
周りと同じようなコーディネートでも細部に細かな装飾がされており、華やかさと存在感を演出!
ストレッチ性の良い素材を採用しているため、細身シルエットですっきりとしたスタイルに見せてくれますが、実はゆったりサイズと着心地が楽ちんなのも嬉しいですね。
レトロなデザインのものも多く、若い頃流行ったファッションをもう一度楽しむことができるブランドでもあります。
また、次世代のゴルフウェアブランドとなるべく、デザイン・素材にこだわったラグジュアリーブランドとして成長しています。
おすすめのスポーツ系ブランド
動きやすい上に、機能性も抜群なカジュアルデザインをベースとしているスポーツ系ブランドでは、「アディダスゴルフ」「フィラゴルフ」「ルコックゴルフ」が代表的です。
ファッション業界では、若い世代にも人気のブランドのゴルフウェア部門なのですが、実は歴史がとても古く、プロゴルファーの着用率も高いスポーツ系ブランド!
ブランドのロゴを全面に出したシンプルなデザインから、柄物まで幅広く展開しています。デザインが落ち着いているので40代女性でも着こなしやすく、他ブランドのウェアとの相性も良いです。
リッチ系ブランドのスカート類は、デザインはおしゃれだけどポケットが少ないなどのデメリットもあります。
しかし、スポーツ系ブランドは機能性を徹底しており、ボールポーチをつけることができるリングがついていたり、ウエストの内側に滑り止めをつけることでアクティブに動いてもずれる事が無いように工夫されていたりと、細部までこだわり抜かれています。
まとめ
40代女性はまだまだ若さもファッションで表現したい年齢ですが、大人の女性としての品格も大事にしなくてはいけません。
ゴルフウェア選びはとても難しいですが、色やデザインの組み合わせによっては20代や30代よりもおしゃれに着こなすことができるので、ゴルフウェアでどんどん自分をアピールしていって下さい!